クリスマス、ちょっと待って
マフラー、編んでます。
間に合え、クリスマス。
つーか、現時点でまだ毛糸すら届いてません。
編んでますって書いたけど、気持ち的にはもう編み上がりが見えてるんだよね。
もうちょっと頑張ると彼氏の喜ぶ顔も見えてる。
未だ、毛糸、来ず。
家から出たくないがためにネットで用意しちゃったのが敗因。
もう、わたし家から一歩も出ない生活送りすぎ。ご飯すら宅配してもらってる。目の前にガストもマクドナルドもあるけど、宅配。
宅配って1500円以上買わなきゃいけないみたいなルールがあるからちょっと多いかな?ってなっても買い物カゴに入れるしかない。で、届いたら食べなきゃいけない。
そんなこんなで、心なしか太ってきた。
話はマフラーに戻るけど、25日に滑り込みでプレゼントを贈るとして、間に合うのか?
もう毛糸玉と編み棒を贈った方がよくない?
なんか、今の時代何でもかんでもセルフサービスだからね。
スーパーのレジも、コンビニのドアも、おでんも、ガソリンスタンドも、セルフサービス。
人生もセルフサービス。
石油王に出会いたいっつうのもセルフ。
奨学金や年金や社会保険から諭吉を守るのもセルフ。ちなみに今のところ守れてない。
あまりの毛糸の届かなさに、マフラーを編むという意思が揺るぎまくってる。
マフラーは編みたいけど、もう、彼氏にはやらなくていいかみたいになってる。
手編みのマフラー、男って喜ぶのか?
わたしは過去に一度だけ手編みのマフラーを男性(当時の彼氏)に贈った。それなりにいい毛糸で編んだ。
マフラー編むのも今の時代セルフサービスなもんだから、編み図と動画とやりあったよ。
いけた。裁縫上手な親の血はちゃんと受け継いでた。
途中、表と裏を3目だけ間違えるってハプニングにも見舞われたけど、いけたよ。
で、渡した。
結果、惨敗。
惨敗っていうか、ああも胸くその悪くなる展開にもっていけるマフラーがすごい。
たかが毛糸玉8個分で、あそこまでやるなんて、マフラーはすごい。
もう、散々だった。
まず、色が好みじゃないって。
あれ、黒とグレーは好きだったんじゃないの?って。したらリサーチ不足とかじゃなくて、気分で好みじゃないって。
次に、お母さんに見せたらここの編み目が間違ってるって言われて恥ずかしいって。
渡しながら「ちょっと失敗しちゃったかも……」って恥じらってみせた時には「いいよ、手作りって感じで嬉しい」って笑顔を見せてたのに、完全に恥かいたって表情だった。
失敗作じゃん、て。まあ、編み直しになってなくてよかった。
で最後に、飲み会で散々手作りマフラーを自慢してきたって聞いた。
「ここが間違ってるけど、それが味なんだよなぁ」つって。みんな超羨ましがってたって。
次は失敗しないように頑張れ、って有難い言葉をいただいた。
次は(マフラーを編むのを)失敗しないように頑張れ、じゃなくって、次は(男選びを)失敗しないように頑張れって意味だったのかな。
とにかく、マフラーにいい思い出がない。し、喜ばないけど自慢ツールにされてしまうってイメージしかない。
正直なところ、博打感しかない。
今の彼氏にプレゼントして、似たようなことされたらマフラーで首縛って殺すかもしれない。
そもそも、うわっ重っとか思われても困る。
でもマフラー見るたびに前述の記憶が呼び起こされるのも嫌だ。
もう、自分用にすっかなー。
でも、遊園地行った次の日に、遊園地で撮った写真でアルバム作って渡した時はアルバム抱きしめながら寝るくらい喜んでくれたし、誕生日の食事中にサプライズでケーキ持ってきてもらったら泣きながら喜んでくれたし、だから今回も喜んでくれるかなぁ。
なんて、もう気持ち揺れてる場合じゃない。
毛糸、早く来い。